オフシーズンに備えを

 11月から2月上旬までがシーズンのシクロクロスは、もちろん屋外の、しかもオフロードの自転車レースときている。
 泥、砂、時には雨や雪まで加わる最悪のコンディション。
 膝上までの雪をスタッフで除雪してレースを開催した経験も2度ある。
 その過酷な環境の中で、最少人数のスタッフが一人何役も仕事をこなす。
 いや、オルガナイザー矢野にこき使われていると言えないこともない。

 さて、
 オフシーズンのうちに機材を補充しておかなければならない、ゼッケンや杭、放送の機材、ここまできたら何を書こうとしているのかわかるでしょう!
 “ブラザーのコンパクトレーザー複合機「DCP-7010」欲しい!
 ツールド・信州もいいですが、関西シクロクロスにも、あのコンパクトなボディーで、コピーまで使えるのは魅力だ!
 どうです、過酷な環境での耐久試験に、1台使わせてやってくださいませんか。

 ちなみに今年の関西クロス 
 11月27日にはアジア唯一のUCI公認シクロクロスレースを滋賀県野洲川河川敷で開催、超目玉は 元世界チャンピオン イタリアのダニエル・ポントーニ選手を招待する!!!
 おっと、このBIGなネタはまた別の機会に書こう。
 加えて12月10日は堺市海とのふれあい広場で全日本選手権も開催します。
 
 ブラザーさん、プログラムやバナースポンサーでもおまちしていまーす! 
 みなさんよろしく。
 
 

子どもたちは自転車でかっ飛ばすのが大好きだ

 福知山市教育委員会が主催する小中学生対象の自転車教室も
 今年で6年目を迎える。
 地元福知山市のクラブチーム「グレートアンカーマン」の強力な
 サポートで続けてこられた教室も、ここ数年、車連のY君、R大
 自転車競技部のOB I君もスタッフに加わり、更に今年は
 J−ROSSで数多くの子ども達を始動したこられた大阪の島名
 氏も協力頂けることになった。
 いずれにしても、みんな自転車で走ることが楽しくて、この楽しさ
 を子ども達と共有したいという気持ちで一致している。
 
 今日7月2日に開講、心配していた雨は見事に教室開始と共に
 降り出した。
 由良川にかかる音無瀬橋の下の河川敷で雨を避けながら、自己紹介
 ゲーム、自転車の整備で「今日は終わりましょう。」といったもの
 の子ども達がおさまらない。
 そんな思いが天に通じたか、雨があがりだした。

 1本上流の橋まで堤防の上を泥水をはね上げ走ることにする。
 今日はゆっくり走ろうという講師の声を背中に、子ども達は
 ぐいぐいと加速して行ってしまう。
 結局ハイペース走を1本走っておわりにした。これだけでは
 走り足りない様子であったが、次回から思う存分走ってもらおう。

 この教室11月20日まで毎月2回開催。最後は三段池公園での
 関西シクロクロスで締めくくる。

 

パラグアイの選手達どこかで一緒に走ろう

 こんなパーツでいいのと言うようなものまでパラグアイに送った。現地の藤田から「どん な古いものでも無いよりいい」といわれたから。
 でも、私も含め提供したパーツ、自転車には深い思い出がある。
 10年間の選手生活最後のレースだった京都国体のロードレースと、そこに至る間ので1 年間トレーニングを共にしたあの自転車は、パラグアイの若い選手達に役立ってくれます ように!
 熊さん、みなさん ありがとう。

 詳しくは京都車連hpで http://www.kyoto-cf.com/jica/ 
 













 

 

京都車連の熊さんが助け船(ステップワゴン)を出してくれた。

 6月23日 JCFの評議員会に熊さんと車で行くことにしてもらい、その車内に自転  車、パーツを満載、取り付けに数時間かかったルーフキャリアにホイールを山と積み、
 いざ、東京へ。
 JICAの倉庫は、お台場へ渡るレインボウブリッジの下、芝の倉庫街であった。
 現地でいかにも青年協力隊員って感じの元気な男女が、自転車を降ろすのを手伝ってくれ
 あっという間に荷下ろし完了。
 7月に日本を出港し10月には現地に届けられるとのこと。

京都車連の皆様にお世話になって

 さて、京都車連とR大自転車部のHPで呼びかけ、4月29日のRITSクリテでパーツ 提供をしてもらった。
 TREKのカーボンを目玉に、思いの外パーツが集まった。
 感謝!感謝!
 さて、集まったパーツは東京にあるJICAの倉庫へ一旦集め、そこからパラグアイへ送 られることになる。JICAの倉庫まではパーツを集めた者が運び込まねばならない。
 宅配便に見積をもらったら2万数千円 予想はしていたが高い、しかも全てのフレーム、 ホイール、パーツを梱包しなければならない。困った。

パラグアイからのメール

 青年海外協力隊員としてパラグアイの高校生に自転車レースを教えている、R大学の後輩 藤田斉から突然のメールが来たのは昨年の年末。もちろんパラグアイから。
 現地では自転車の数か足らず、高校生達は交代で自転車に乗るので毎日はロードレーサー に乗れない。中古パーツでも何でもいいので送って下さい。
 といったもの。
 かつて全日本学生選手権で優勝経験もあり、アトランタ五輪の代表となった住田とともに R大自転車部の黄金時代を築いた藤田だが、当時はちょっと変わり者だったが、メールの 文書はずいぶんまともな内容だった。

10年前ならよかったけれど・・・

 10年前に始めた関西シクロクロス
 当時は、会場探しの交渉ではいつも「午前中の利用者の少ない時間帯に自転車の練習会のようなものをするだけです。」と言っていた。
 実際、参加者は多くて100名程度、当日の朝にスタッフみんなで、杭打ちやテープ張りをしてコースを作った。
 参加者はゼッケン番号を見るまでもなく顔をみればどのカテゴリーの誰だか分かっていた。
 ところが今や、一番多い桂川では参加者は300名を軽く超える。
 前回の淀川河川公園の大会では、レース中に駐車場がパンクし、公園管理者からクレームがきた。大盛況で主催者としては大歓迎だが、単純に面白いコースが造れるかといったこと以外にも、駐車場、トイレや水の確保、高速道路からのアクセスなどの条件が非常に重要になってくる。
 実際、夜久野も長岡京市の河川敷公園も、コースが狭い(シングルトラック部分が多い)や駐車場が狭いという理由で、積極的に採用する気になれない。
 これが10年前なら大喜びで飛びついたであろうに。
 
 いい会場を求めて、まだしばらく開拓の日々が続きそう。贅沢な悩みだ。