10年前ならよかったけれど・・・

 10年前に始めた関西シクロクロス
 当時は、会場探しの交渉ではいつも「午前中の利用者の少ない時間帯に自転車の練習会のようなものをするだけです。」と言っていた。
 実際、参加者は多くて100名程度、当日の朝にスタッフみんなで、杭打ちやテープ張りをしてコースを作った。
 参加者はゼッケン番号を見るまでもなく顔をみればどのカテゴリーの誰だか分かっていた。
 ところが今や、一番多い桂川では参加者は300名を軽く超える。
 前回の淀川河川公園の大会では、レース中に駐車場がパンクし、公園管理者からクレームがきた。大盛況で主催者としては大歓迎だが、単純に面白いコースが造れるかといったこと以外にも、駐車場、トイレや水の確保、高速道路からのアクセスなどの条件が非常に重要になってくる。
 実際、夜久野も長岡京市の河川敷公園も、コースが狭い(シングルトラック部分が多い)や駐車場が狭いという理由で、積極的に採用する気になれない。
 これが10年前なら大喜びで飛びついたであろうに。
 
 いい会場を求めて、まだしばらく開拓の日々が続きそう。贅沢な悩みだ。